あまり旅行エッセイみたいな本は読まないのだけれど、益田ミリさんの「美しいものを見に行くツアー ひとり参加」は何となく気になって読んでみた。
40歳になって美しいものを見に行かなくちゃと思い立って、色んな場所に行った旅エッセイのような本。一人旅は敷居が高いけれど団体ツアーなら一人でも行けるんじゃないかと思い立ったそうだ。
確かに一人旅は色々と大変だ。2014にフィンランドとエストニアに一人旅をしたのだけど、泊まりたいホテルがツアーにはなくてホテルも飛行機も全て自分で手配した。16世紀に建てられた商人の家を改装したホテルだったのだけど、どうしてもここに泊まりたくて初めての一人海外旅行のハードルをかなり上げてしまった。
ちゃんと予約できているのかとか、そもそもちゃんとたどり着けるのかとか色々な心配があった。何とかなったし、プチトラブルも思い出になったけれど、やっぱりすごく緊張したし団体ツアーは楽かもしれないなと思ったりもする。団体旅行での一人参加のポジションとか気ままに撮った写真とかイラストを入れた日記のようなエッセイを見ていると、今は海外旅行はおろか国内旅行もできない状況だけどまた海外に行けるようになったら団体ツアーで行くのも楽しそうだなと思った。
今年はまた勉強したいものが増えて行きたい場所もできた。
40歳になって・・・という文字を見て思わず手が伸びたこの本は私に勇気と希望と活力を与えてくれた。